13デイズ

今回はキューバ危機の緊迫の13日間を描いた作品です。「13デイズ」設定はほぼ史実に基づいて作れています。
あの時のケネディ大統領や弟のロバート・ケネディ、大統領特別補佐官のオドネルの3人を中心に物語は進みます。

この作品を観て思う事は戦争は簡単に起こると言うことと軍人は戦争をしたがる生き物であるということです。

 

事の始まりは一枚の写真です。カストロ政権化のキューバにソ連が弾道ミサイルを運び込んでいる様子が映されていました。
キューバにミサイルが設置されればアメリカはいつ攻撃されるか分からない危機に陥ります。ケネディ大統領はまずは情報を収集させて軍幹部などを集めて会議を開くでした。

仮にミサイル設置が事実であれば米ソの全面核戦争も避けられない状況になります。アメリカの偵察の結果、弾道ミサイルの設置に必要な機材が運び込まれている事が確認されます。
これを口実に軍幹部は空爆を進言。とにかく攻撃一辺倒です。挙げ句の果てには大統領を陰で腰抜け呼ばわりする始末。本当に13デイズは超リアル描写です。
軍人はいつの時代も戦争をしたがる物ですが、一度始めてしまえば取り返しのつかない状況になることをもう少し考えてくれって感じです。

しかし何としても戦争を回避したいケネデ大統領とロバートそしてオドネルの3人は何とかしてソ連と接触しフルシチョフの真意を確かめようと奔走します。

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ここから長い13デイズが始まります。この時期のソ連におけるフルシチョフの微妙な感じも分かります。それでも裏交渉は遅々として進みません。
その間にも軍部は空爆の準備を着々と進めていくのです。キューバを攻撃してもソ連は何もしないと何の説得力の無いことまで大統領にいってのける始末です。
それでも時間だけは過ぎていきいよいよケネデも空爆に傾き始めていきますが。オドネルは最後まで諦めずにかけ回るのでした。

 

はっきり言ってこの映画を観てもどうして危機が回避されたのかの細かい部分は分からないです。米ソの取引も描かれてはいますが真相は分からないです。

一つ言えることはあの時戦争が起きていなくて本当に良かったということです。戦争を始めようと思えば実に簡単にできると言う恐怖もしっかりと描かれています。

 

アクション映画のような派手な演出は一切ありませんがピリピリした緊張感を感じる素晴らしい映画であることは疑いようはありません。観て損の無い作品です。

キューバ危機という言葉は知っているつもりでも内容はあまり知らないという人も多いと思います。自分もその一人なのでこの13デイズを観て少しは分かることができると思います。

平和の難しさがわかる非常に良い作品です。少しでも興味が出てもらえたら嬉しいです。

 

DVDやAmazonプライムなどでチェックしてみてください。

出演: ケビン・コスナー, ブルース・グリーンウッド, スティーブン・カルプ
監督: ロジャー・ドナルドソン