アバウト・ア・ボーイ

今回は自分の中でヒュー・グラントのはまり役ではないかなぁって思う作品「アバウト・ア・ボーイ」の話を。

 

ヒュー・グラントっていう役者さんはかなりいい役者やと思いますね。どこか飄々ととしていてつかみどころがないけど存在感は抜群でハリウッド俳優には無い色気があってしかも面白い。
そんな彼の作品は色々観てるけどこの作品はかなりいいと思いますね。

ヒュー・グラント演じる主人公ウィルは今までまともに働いたことがない38歳のオッサンです(笑)彼には親が残した遺産があるので全然働かなくても大丈夫なのです。

このウィルは性格もあまりよくないっていうか子供がそのまま大人になったような感じの奴です。自由気ままな独身生活を送っていました。こういうダメ男を演じさせたらヒュー・グラントは最高にうまいですからね。

 

またこの男はいい意味でクズなのです。恋愛相手を探していた彼が思いついたのはシングルマザーと付き合うことです。その理由がシングルマザーとなら後腐れなく割り切った付き合いができると彼なりに考えたからです。

早速、シングル親の会に参加して相手を探すのです。子供もおらんのに何やっとんねんって感じやけどね。これが結構楽しそうにやっとるんです。

そんな時に一人のシングルマザー、レイチェルと出会います。そして彼女の親友の子供マーカスと知り合います。
ここからウィルの生活は少しづつ変わっていきます。マーカスはなぜかウィルの事が気に入ります。そしてマーカスは学校が終わるとウィルの家に遊びに来るのでした。

 

マーカスの母親はうつ病です。マーカス自体も学校ではいじめられたりと悩みの多い少年でしたがそんな事には負けずに母親を助けてあげたいと一生懸命になっていました。

ウィルとマーカスの関係は大人と子供と言うよりもそれこそ子供同士みたいな関係かな。マーカスの方がかなりしっかりしてるのも観ていて面白いです。
最初は面倒くさいのでウィルは素っ気ないことしたりしてましたが段々と二人に絆のようなものが生まれてきます。

ウィルはシングルマザーのレイチェルの事がほんとに好きになって自分も大人にならないとと思い始めます。今までの自分の事も打ち明けます。
そしてマーカスのためにも何か役に立ってあげたいと思い学校での発表会のステージに立つのでした。

 

一人の大人と少年の一風変わった友情の物語です。38のオッサンが少しずつ大人として成長していく過程はいいですよ。笑って泣けるほっこりする作品ですよ。

やっぱりヒュー・グラントにしか出せない味が存分に楽しめると思いますので少しでも興味が出てもらえたら嬉しいです。

 

DVDやAmazonプライムなどでチェックしてみてください。

出演: ヒュー・グラント, レイチェル・ワイズ, トニ・コレット, ニコラス・ホルト
監督: ポール・ウェイツ, クリス・ウェイツ