ブリット

今回はスティーブ・マックィーンの作品を紹介したいと思います。マックィーン作品の中でも一番渋くてかっこいいのではないかと勝手に思っています。

サンフランシスコの街を舞台にしたカーチェイスやハードボイルドアクションはやっぱりマックィーンなしには成り立たない作品です。

マックィーン演じるサンフランシスコ市警の刑事フランク・ブリットは上院議員チャルマースから裁判の重要な参考人の証言者ジョニーの護衛を命じられます。
ジョニーの護衛を始めたブリットですが、ギャングの裏切り者であるは何者かによって間もなくジョニーは殺害されてしまいます。

しかしブリットはジョニーは生きていると言う偽の情報を流して殺し屋をおびき寄せようとします。ここからブリットと殺し屋の戦いがはじまります。

この映画の見どころはやはり市街地を舞台にしたカーチェイスでしょう。何度見てもドキドキします。特に坂道のシーンは迫力満点です。

伝説の車と言ってもいいマスタングGT390でのスタントを一切使わなかったカーチェイスは、まさに本物。しびれるぜ!!

寡黙でセリフも少なくハードボイルド感全開ですが人間味のある所も描かれています。
病院で看護師にサンドイッチをもらって喜んだりスーパーでの買い物のシーンなどは人間らしさを多分に描写していてなかなか楽しいですね。

ジョニーは生きていると見せかけていたブリットは殺し屋に狙われながらも真相に近づいていきます。殺されたジョニーの妻の怪しい行動から自分が護衛していたのはジョニーではなく別の人間であることに気づきました。

本物はまさに空港から飛行機で逃走しようとしていました。クライマックスのこの空港でのアクション、激しい逃走劇は見ものです。

男が惚れる男、マックィーンのカッコよさ全開の映画ですので少しでも気になってもらえれば嬉しです。

スティーブ・マックィーンを知ってる人も知らない人も是非とも観ていただきですね。

DVDやAmazonプライムなどでチェックしてみてください。

主演:スティーブ・マックィーン, ロバート・ボーン,
ジャクリーン・ビセット, ドン・ゴードン他

監督:ピーター・イエーツ