マルコムX
今回はスパイク・リー監督作品の中でかなり好きな作品ということで「マルコムX」を紹介します。
マルコムXと聞いてすぐにわかる人が日本にどれだけいるかは少し微妙ですがアメリカではキング牧師に並ぶ黒人解放運動のリーダーです。
キング牧師の非暴力とは違い彼は実力行使も厭わない過激な思想の解放運動をしていました。
そしてマルコムXを演じるのは名優デンゼル・ワシントンです。この作品での彼に演技は最高です。まさにそこにマルコムXがいるような素晴らしいものです。
監督のスパイク・リーもかなり丁寧にマルコムXの人生描いています。
若き日のマルコムXは町のチンピラとして生活を送っていましたがそんな彼が刑務所に収監されてそこで出会ったビンビイにお前はいまのままでいいのか変わりたいとは思はないのかと問われます。
悩んだ挙句彼は変わることを決意します。ビンビイは知識のある人物でマルコムに色々と教えてくれました。図書室や通信教育の利用などもです。
そこで彼は文字の書き方から、あらゆる分野の書物を勉強していきます。歴史や哲学、黒人差別についての文献などを猛勉強。ここで彼は生まれ変わったのでした。
出所した彼は刑務所でもやり取りしていたイライジャ・ムハンマドに会いに行きネイションオブイスラムに入信するのでした。
ここで彼はXという名をもらいマルコムXと名乗って黒人差別の解放運動に身を投じていくのでした。
はじめは教団の理念である黒人と白人の対等な分離を目指していましたが活動をしていくうちに次第に考え方を変えていくようになって行きます。そして教団を去って独自の道を進んでいくことを選ぶのでした。
やはり黒人と白人の融和が一番大切であると説いていくようになりますが、そんな彼を許さない黒人に暗殺されてしまうのでした。
キング牧師とマルコムXという偉大な黒人指導者は事あるごとに比較されていますが彼らの間では親密な交流もありました。
映画を観て思うのはやはり彼がもう少し生きていてくれたらもっといい世界になったであろうと言う事です。
まさにこれから新しいマルコムXが始まるところだったので観終わった後に虚しさを感じますが、映画としては最高に出来ていますので観てもらえる嬉しいです。
マルコムXをもっともっと知ってもらうチャンスだと思います。「アイアム・マルコムX」
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出演: デンゼル・ワシントン, アンジェラ・バセット
監督: スパイク・リー