アラバマ物語は理想主義なのか

アラバマ物語はもうだいぶ前に観た映画ですがときどき見直したいと思う作品の中の一つです。
人種差別という問題を子供の目線を通して秀逸に描いています。結局のところアメリカは今も昔も変わらず黒人差別が強いということを思い知らされます。

時代は1930年台、グレゴリー・ペック演じる主人公の弁護士アティカス・フィンチは白人の少女に暴行したという罪で起訴された黒人青年を弁護することになりました。

黒人の弁護を引き受けたフィンチに対して町の人の反応は冷ややかですが彼は正義を通そうと邁進します。
もう一つ、フィンチの子供たちは近所にある幽霊屋敷に住むブーという謎の人物が気になっていました。二つの物語が並行して進んでいきます。

はっきり言って勝てる見込みのない裁判です。今よりもかなりきつい人種差別。それもより差別のきついアメリカ南部。
裁判が始まっても裁判所の一階部分は白人だらけで黒人は二階部分に追いやられている状況です。

有罪ありきで進んでいく裁判の中でフィンチは人々に訴えかけてくのでした。真の正義や人種差別、また同じ白人でも知能の劣るものに対する偏見など。

まあそれは青臭い正義かもしれないけどとても大事な大切なことだと思います。
彼は子供たちにも言うのです。それは他人の言ううままに決して人を差別してはいけない。自分で考えることの大切さを分かり易く教えていきます。

そして裁判の行方はむなしものになりますが・・・

結局は今もって変わらない人種差別はやはり根が深いですね。理想主義の作品かもしれないですがこういう映画は絶対に必要だと思います。

観終わった後にスッキリとはしないかもですが色々と考えさせられる物になっているので気になれば一度チェックしてみてください。

DVDやBlu-rayAmazonプライムなどでチェックしてみてください

出演: グレゴリー・ペック, メアリー・バダム
監督: ロバート・マリガン