今回は「素晴らしきかな、人生」を紹介します。
プラダを着た悪魔のデヴィッド・フランケル監督の作品です。
主演はウィル・スミス。彼が演じるのは広告代理店に勤めるハワード、優秀なカリスマ性あふれる人物です。
その彼が最愛の娘を無くしたショックから立ち直れず深い喪失感の中で自分の人生を自問するという内容です。
素晴らしく才能溢れるハワードでしたが、日常の生活にまで影響が出るほどになってきます。
会社の屋台骨であるハワードのこの深い喪失感は仕事にも影響が出て大口の契約も無くしていくのでした。
でも、これって悲しいよね。娘の死をそんなに簡単に乗り越えられるはずないよ。
そこは会社なので会社の将来を心配する同僚でエドワード・ノートン演じるホイットやケイト・・ウィンスレット演じるクレア、そしてマイケル・ペーニャ演じるサイモン。この三人は会社の将来のために苦渋の決断をすることを決めます。
半ば自暴自棄で世捨て人的になったハワードにある計画を実行するのでした。これは会社の筆頭株主である彼にはもう経営能力がないことを認めさせるという残酷な事です。
ハワードはほんとは最初から正気やったと思う感じも自分はしたけどね。仕方ないかな。
ハワードは「時間」「愛」「死」宛てに手紙を書いていたのでそれを使って彼の本心を知ろうとするのでした。
ここでホイット達三人は偶然知り合った売れない俳優を「時間」「愛」「死」として擬人化してハワードの前に現れさせて彼が書いた手紙について語り合っていくのです。
彼らと語ることで喪失感の中に取り残されたハワードを救おうとする同僚たちも「時間」「愛」「死」の三人に次第に深く影響されていきます。
「時間」「愛」「死」を演じる俳優がまた素晴らしい!!まずはヘレン・ミレン、それにキーラ・ナイトレイ、若手のジェイコブ・ラティモアです。
これだけの俳優陣が出ているだけでも見る価値は十分ですよ。やっぱり演技の素晴らしい役者が出ている映画は観ていてしあわせやね。
「時間」「愛」「死」というのは誰でもに関係する最も大事な問題です。三人の名優が演じる「時間」「愛」「死」が語る言葉は非常に胸に響きます。
人と人の繋がりの大切さなど見ている人の心に響く素晴らしい作品です。いい映画を観たいと思っているならおススメです。
ハワードはどうなるのか同僚の三人もどうなっていくのかを楽しみながら観て欲しいさくひんです。
一度、DVDやBlu-ray・Amazonプライムなどでチェックしてみてくださいね。
観終わった感想は人生は深いなぁ～～って感じです。
出演: ウィル・スミス, エドワード・ノートン,
ケイト・ウィンスレット, ヘレン・ミレン
監督: デヴィッド・フランケル
