20171218_300の映画の感想レビュー

伝説の戦いテルモピュライの戦いを描いた作品。1000000 vs 300という完全不利な状況を地形、天候、男気で戦い抜いた姿を描く作品です。

 

超大国であるペルシアが超小国であるスパルタに恐れをなし服従を求めるも、戦士の血を持つスパルタはこれを拒否。最後の血の一滴まで戦う事を決め死の戦いに挑む。
大きな崖を利用し、天候を読み、人数ばかりが多く統制の取れていないペルシア群を鍛え上げられた戦術と肉体で追い込んでいく。

 

過去の伝記ものとは一線を介し、ひたすら戦いのみに焦点を当てたアクション大作。
奇才ザックスナイダーの手によりさらに作品はアニメ的な、そして芸術的な作品に仕上がった。画面はまるで古代西洋美術の油絵が動いているようなビジュアルを再現し、見ているだけでもほくそ笑んでしまうほど。

 

更には映画界を代表する美男子達がパンツ一丁でパンプアップしきった隆々の筋肉を上映中ずっと披露する始末で、これは女性陣にはたまらないでしょう。
男から見てもそれは目障りなものではなく、まさに「漢」という漢字がぴったりだろう。

 

伝説の戦を漫画のカットのような表現をしたり、VFXを駆使しSFのようにも描くなど、2時間があっという間に過ぎ、もう一度見たい衝動にとらわれるでしょう。

 

ザックスナイダーはこの成功を経て、ウォッチメン。マンオブスティールと次々と大作依頼をこなし、確立されたダークでファンタジック世界であるザックスナイダービジュアルを表現し続け、A級監督になりあがった。

今日はただただわかりやすいアクション映画が見たい!芸術的な脳を刺激したい!そんな時には持って来いの作品です。

 

監督:
ザック・スナイダー
原作:
フランク・ミラー
主演:
ジェラルド・バトラー
レナ・ヘディ