20171027_フード・インクの映画の感想レビュー

今日はフード・インクを書きたいと思います。

 

2009年に制作された食品を巡るドキュメンタリー映画です。
食品の危機が叫ばれる昨今ですがこの映画を見るとほんとに大丈夫って感じる内容です。

まあアメリカと日本では事情がちょっと違うかもしれないですがかなり気になる作品です。

 

監督兼プロデューサーのロバート・ケナーが6年をかけ作ったドキュメンタリーの力作です。そのテーマは食糧生産です。今アメリカで食糧がどのように作られ消費者の手に届くまでを映像に収めています。

 

まず牛肉などは効率重視を優先した生産体制で安全性がしっかり確保されているのかという問題を映し出されています。

牧草を食べて育つのがいいとされている牛達ですが大量生産されたコーンで無理やりに太らされています。体調を崩したら抗生物質を与えている所を見ていると
さすがに食べる気が失せてしまいます。食の安全に対する無策なのが見えてくる作品です。

 

他にも遺伝子組み換え食品がこんなにも多くあるのかと驚く内容です。一部の巨大企業によってほとんど牛耳られている事実に驚愕です。
巨大農地では効率化を推し進めるために農薬の使用はお構いなしです。

 

日本でも問題になっている食品偽装についても結構描かれています。

まあでも日本人なら大体の人が知っているような内容もかなりありますので、アメリカ人はほんとに大丈夫なのかって感じもある内容です。

 

映画を観た感想はやはり口に入る物には気を付けようと言う一言に尽きますね。

 

興味があれば一度DVDやBlu-rayのほかAmazonプライムなどで一度チェックしてみてください。

 

フード・インク
監督:ロバート・ケナー