ブライアン・デ・パルマ映画。ファム・ファタール（２００２）の感想を少し

 

ブライアンデパルマの作品の中でもちょっと異色な感じがあるかもしれないですけどそこはデ・パルマです。しっかりと楽しませてくれてます。

 

あらすじとしてはカンヌ国際映画祭が行われている中の水面下で犯罪の計画が実行されようとされていました。ゲストの一人ヴェロニカがつけている1000万ドルのビスチェを仲間の一人ロールが盗む計画が実行され見事に成功させます。
しかしロールは仲間を欺いてそのままアメリカに逃走。数年後彼女は別人になってアメリカ大使館婦人としてパリにもどってきました。

 

そこから新たな展開が始まります。彼女に裏切られた仲間からの追跡やアントニオ・バンデラス演じる謎のパパラッチとの駆け引きなど観ていて飽きないと思います。

 

ハッキリ言って詳しい説明などは物語の中ではありません。複雑に絡み合っていくストーリーで先がなかなか読めないようになっています。

そこはやはりブライアン・デ・パルマです。今見ている場面は夢なのか現実なのか過去なのか未来なのかが複雑に相まってデ・パルマワールドに引き込まれていきます。
流れるようなカメラワーク、音楽やショット割や細かい描写など
あらゆる所に物語の伏線が隠されているので2度3度と見るとかなり面白みが出てくると思います。

 

興味があれば一度DVDやBlu-ray、Amazonプライムなどで一度チェックしてみてください。

 

監督：ブライアン・デ・パルマ

主なキャスト
レベッカ・ローミン＝ステイモス
アントニオ・バンデラス
ピーター・コヨーテ