フォーンブースの感想を

くせのある名匠ジョエル・シュマッカーによるマニアックな名作映画です。
ジョエル・シュマッカーといえば「8mm」や「フローレス」といった、一流俳優を起用してのくせのある名作を作り上げる天才です。
今回も当時乗りに乗っていたコリンファレルを起用してのマニアック映画となっています。

今はあまり使わなくなったと思われる電話ボックスを使ったサスペンスで、コリン・ファレル演じる主人公が電話ボックスに犯人によって閉じ込められ物語が展開されていきます。

映画内の時間と上映時間がほとんど同時に展開しているので緊迫感のある作品です。
電話ボックスを檻の代わりに使うなんて言う発想はなかったなぁって感じで面白いです。

 

街中で二台の携帯電話で話しながら歩いている主人公スチュが女性を口説くために電話ボックスで電話をします。電話も終わり出ようとするとそこに電話ボックスの電話が鳴ります。

何気なく電話に出るとその相手は主人公のプライベート詳しくを話し出したので電話を切って出ようとしますがまた掛かってきます。

そして今度は自分に従わないと殺すと告げられてしまいます。

 

なぜ自分がこんな目に合うのか全く見当がつかないスチュですが徐々に追い込まれていきます。

自分の持っている携帯で911に助けを求めようとすると1発の銃弾が彼を掠めていきます。

スチュの周りには警察や通行人、マスコミや彼の奥さんなどが固唾を飲んで状況を見つめています。

 

一体犯人は誰なのかどこから見ているのかなど、かなりいい作品です。低予算映画の面白さがかなりあると思います。作品の至る所に伏線が隠れているので観終わった後にああなるほどねって感じることがあると思います。

 

時間も長くないので一度チェックしてみてください。DVDやAmazonプライムなどにあると思います。

監督:
ジョエル・シュマッカー
主演:
コリン・ファレル
キーファー・サザーランド
フォレスト・ウィテカー